広島市で習字、書道を習うなら「広島習字倶楽部」の教室案内

【書道の作品販売】書道作品の購入方法と魅力、一点物を生み出す書道家とは

書道の作品販売で一点物を購入する方法は?

和の力強さと繊細さを併せ持つ書道作品は、一つあるだけで部屋の雰囲気を引き締めてくれます。実績豊富な書道家が書いた一点物であれば、より存在感のあるインテリアになるはずです。

しかし、中には書道作品の購入方法などがわからないという方もいらっしゃるでしょう。書道の作品販売を行う広島習字倶楽部が、作品の購入方法や書道家の活動などをご紹介します。

書道作品を購入するには?

凛とした美しさや迫力を感じられる書道作品には、絵画とは違う魅力があります。作品販売場所の探し方や書道作品の見方を押さえておけば、心に響く書を見つけやすくなるでしょう。

作品の購入方法

書道作品の購入方法

書道作品を探したり購入するのは簡単です。3つの購入方法と購入費用を見ていきましょう。

1.作品展に通って見つける

書道家のグループ展や個展に足を運べば、いずれ気に入った作品との出会いがあるでしょう。作品販売もしている展示会ならその場で購入もできます。

また、ホテルや商業ビル、公民館や図書館などの施設では、ロビーに書道作品が飾られていることが多いです。作品展になかなか通えない場合は、そういった展示物に意識を向けてみてもよいでしょう。

思わぬ場所でお気に入りの作品を見つけられるかもしれません。一つの作品から書道家を知り、その人について掘り下げていくのもおすすめです。

2.美術品取扱店や骨董品店で探す

美術品や骨董品など、多数の作品販売を行うお店にも書道作品が置かれていることがあります。思わぬ掘り出しものや一点物に出会えるかもしれません。一期一会の出会いに期待してお店をはしごするのも楽しみの一つです。

ただし、贋作も存在することを忘れてはいけません。本物や価値あるものを狙いたい、適正な価格で購入したいという思いが強い場合は、鑑定眼を身につけるか、書道家から購入しましょう。

3.ネット販売を利用する

最近では、ネット販売を利用して書道作品を販売する書道家が増えました。ショッピングサイトはもちろん、書道教室でも作品販売をしています。「書道 作品販売」で検索すると、非常に多くの書道作品が出てきます。

ネット販売は見ているだけでも楽しく、購入も簡単なものの、商品の数がかなり多いため要注意です。探す際は書道家の名前や好きなテイスト、欲しい文字などをキーワードにして絞り込みましょう。

書道作品の購入費用

書道作品につけられている価格はとても幅広く、相場はありません。そのため、価格表示のない作品を購入する際は注意しましょう。

  • 作品の代金
  • 表装の費用
  • その他必要経費

書道作品の価格はこの3つで計算されるのが一般的です。書道家自身が価値を決める部分が大半であるため、シンプルな作品に見えても高額であることも珍しくありません。また、表装の部分も作品の価格を大きく左右します。

  • 軸装(掛け軸のようなタイプ)
  • 額装(額縁タイプ)
  • パネル装(パネルに作品を貼り付けるタイプ)

書道作品販売では、上記の3種類の表装がメインです。いずれも使用される素材やサイズなどによって価格に大きな差が生じる部分なので、表装を選べる場合は予算と相談しましょう。

作品の魅力とは

書道作品の魅力

書道作品は白と黒がメインのシンプルなものが多いです。それゆえに見方に正解というものはなく、魅力を感じる部分も人それぞれです。

こちらでは、書道作品ならではの特徴を3つご紹介し、書道作品の魅力に迫ります。

1.書く前から始まっている凛とした空気感

書道作品には見る者の姿勢を正させるような凛とした空気感があります。

書道は硯で墨をするところから書き上げるまで、正しい姿勢で集中し、一気に進めるのが基本です。墨のすり方や姿勢、筆に含ませる墨の量や力の加減など、微細な部分にまで書道家は神経をとがらせています。

書に向けられた高い集中力とエネルギーが伝わってくることは、書道作品の魅力の一つです。

2.余白にも感じられる美しさ

文字にばかり目を向けがちですが、書道作品は余白も含めて一つの作品です。余白が大きすぎても小さすぎても、作品のバランスは崩壊して美しさは損なわれてしまうでしょう。書道作品での余白は自然とできたものではなく、計算して作られた作品の一部なのです。

これが、書道作品独特の迫力や美しさ、柔軟さと逞しさのバランスにつながっています。隅々まで書き込まれている絵画とは違った、あえて作られた何もない部分も書道作品の魅力です。

3.一点物であるという希少価値

どのような芸術品も一点物であることに変わりありません。しかし、書道作品の場合は同じ書道家が同じ文字を同じ環境で書いても、違う表情になることがあります。はらい方やはね方、墨のかすれなど、そのときにしか出せない要素が作品を構成しているためです。

まさに一点物という希少価値も、書道作品の魅力といえるでしょう。

魅力的な一点物を生み出す書道家・書家

ここまで書道家の作品について解説してきました。続いては、書道家・書家の活動やあり方について掘り下げ、デザイン書家との違いを解説します。

書家とは

書家の活動やあり方について

書道家とは「墨で文字を書いて活動している人」のことを総合して呼ぶものです。作品のジャンルは問いません。

例えば、伝統的な半紙と墨だけを使った伝統的な書道作品を生み出す人も、書道によるパフォーマンスをメインに行う人も、どちらも書道家です。

書道家は書家が正式名称

とても幅広い意味で使われている書道家という言葉ですが、実は日本の歴史的に見ると正式名称ではありません。書道家は十数年ほど前に作られた言葉で、本来は「書家」や「書人」という表現が正しいです。

広辞苑にも書道家の掲載はありません。書家の項目に、書道家として表現される「書道に優れた人や、書道を教える立場にある人」と説明がされています。そのため、書道家=書家と考えられてきましたが、最近では住み分けをするために分けて表現をすることも増えてきました。

とはいえ、書道家・書家のどちらでも伝わります。書道作品を見るときや販売している作品を探すときは、どちらで検索してもほとんど同じ結果が表示されるでしょう。

呼称よりも作品が大切

書道家と書家は、どちらも墨を使って文字を書くことに精通している人のことを指すとご説明しました。しかし、「書道家はアートに傾向している」と考え、書道の世界では邪道だと考える人もいます。そのため、書道作品を掘り下げたり、深く探してみたりすると混乱するかもしれません。

そんなときは、自分が好きだと感じるものを純粋な目で見てください。

どのような作品・ジャンルにもそれぞれの特徴と良さがあります。そして、生まれて間もない芸術や邪道とされるものも、長く続けば伝統となって未来の日本に残る大切な文化になるはずです。

インターネットやパソコン・スマートフォンの普及で書道を習う子供や、興味を持つ人は減りました。しかし、アート要素のある書道やパフォーマンス書道が出てきたことで見直され始めています。現時点で正統派とされている芸術でも、形を変えて時代に合わせなければ、道が途絶えてしまうかもしれません。芸術を発展させるためには、呼称にとらわれず、よい作品を応援することが大切なのです。

デザイン書家との違い

書家とデザイン書家について

同じ書家という名前が使われていても、書家とデザイン書家は区別されています。それぞれの違いを見ていきましょう。

デザイン書家は筆文字デザイナー

書家は書道に対する知識や高い技術を持っている専門家です。対してデザイン書家は、デザイン事務所で実績を積んできた人も多く、デザイナーとしての活動をメインとしています。デザインの一部に筆文字を使う感覚です。

例えば、以下のような例が挙げられます。

  • 企業やチームのロゴ
  • 店舗の看板
  • メニュー
  • ポスターやチラシ
  • 名刺
  • ユニフォーム

一般的なデザイナーが請け負うような仕事の多くは、デザイン書家も受けています。筆文字が得意なデザイナーとして考えると、書家との違いが見えてくるかもしれません。

デザイン書家はクライアントからの依頼内容を最重視し、満足度の高い作品を作ることを目的としている点も特徴です。書家は自分の感性をストレートに向けた書を生み出し、それを展示や作品販売します。この点も大きな違いでしょう。

表装にも違いがある

デザイン書家と書家の作品は、作品を飾る表装にも大きな違いがあります。

書家の作品は軸装や額装をメインとした伝統的なものが多く見られ、和の要素が強いです。対してデザイン書家の作品は、作品に合わせてあらゆるタイプの表装を採用します。

涼し気なデザインの作品なら透明感のあるアクリルフレームに入れたり、文字の種類に合わせて素材を変えてみたり、ルールに縛られない表装が可能です。雑貨店などで販売されているアイテムでも十分に使えるため、書道作品を飾るハードルを大きく下げられます。

選ばれる文字にも差がある

書家の作品はあくまでも筆で書く文字が主役です。デザイン書家の場合は、文字もデザインの一部なので、選ばれる文字はデザインや目的に合わせたものになります。

また、文字の造形性も重視して、筆文字を文字としてではなくデザインを構成する要素の一つとして扱うのが特徴です。インパクトを重視する場合は「愛」「夢」「光」「勝」「涼」など、一文字で意味が伝わる漢字も多く採用します。

実績豊富な書道家のオーダーメイド作品販売なら広島習字倶楽部へ

書道家・書家・デザイン書家の違いをはじめ、同じ筆と墨を使う作品でもジャンルを分けて呼ぶことがあります。どれが優れているということはなく、どのジャンルの作品も素晴らしいものばかりです。それぞれの個性と魅力があり、輝いています。

作品を見に行く際は、書道家の実績や作品の価格だけでなく、まずは真っ白な心で見ることが大切です。ぜひ直感的に惹かれる作品を見つけてください。

実績豊富な書道家の作品販売サイトをお探しの方は、広島習字倶楽部をご利用ください。海外でも高く評価され、複数の受賞歴を持つ書道家の作品販売を行っております。お客様のご要望に合わせた一点物のオーダーメイド作品をご提供しますので、作品販売受付フォームからお気軽にお問い合わせください。

書道の作品販売サイトをお探しの方は広島習字倶楽部へ

サイト名 広島習字倶楽部
代表 鵜川 稲山(うがわ とうざん)
TEL
URL https://ugawa-hiroshima-shujiclub.com/